CLIENTWORK

EOS 6D SPECIAL SITE

EOS 6D SPECIAL SITE フルサイズ・ふるさと
- 自らの原点を訪ねた、フォトグラファーたちの軌跡 -


僕にとってのふるさとはたくさんある。生まれ故郷の兵庫県西宮市とはべつに、旅を続けるなかで出会った人々が新しいふるさとをつくってくれたのだ。有明海に面した佐賀県の杵島郡も、たいせつなふるさとのひとつだ。レンコン農家のお父さんお母さんが、撮影の仕事を通して出会った僕を本当の息子のように受け入れてくれたことで、より深く関わり写真を撮ることができるようになった。夕暮れのレンコン田。「わあー。お父さん、よか男に映っとーよ」と、シャッターを切る僕の傍らでお母さんが言った。僕もなんだかうれしくなった。「ふるさと」佐賀杵島郡で過ごした4日間を紹介する。


写真はすべてCANON EOS 6Dで撮影しました。
EOS 6D SPECIAL SITE フルサイズ・ふるさとはこちらです。

Medium 2x

早朝の有明海。昔から「食べ物にだけは困らない」といわれるほど命豊かなこの土地は、海では黒鯛やアカメ、干潟ではムツゴロウや牡蠣が育ち、干拓地ではレンコンやタマネギなどの農作物がよく穫れる。

Medium 2x

佐賀のお母さん。久しぶりの再会に「どうしても食べさせたい」と有明海の牡蠣をごちそうしてくれた。大きな鍋に入れ、軽く火を通すだけ。ミルクのような味わいの牡蠣には、海水の塩分がちょうど良い。朝からこんなに牡蠣を食べたのは生まれて初めてだ。

Medium 2x

有明海のエイリアン、ワラスボ。こんな姿をしているのだけど、焼けばビールのつまみに最高だ。「昔は学校帰りに、夜のおかずに穫りにいきよったよ」とお父さんが教えてくれた。

Medium 2x

朝食はごはんにみそ汁、そしてレンコンの煮物。甘醤油の味付けは僕の好きな味だ。食べ過ぎると農作業のときに屈むのが苦しくなる、と言うお父さんをよそに、僕はごはんを山盛り3杯食べた。土間の暗がりで使ったEOS 6Dの感度12800は驚くほど滑らかな描写で暗闇を捉えてくれた。

Medium 2x

お母さんは時間があればいつも何かを作っている。 この時編んでいた毛糸の帽子は、後日僕の妻のために、手紙付きで送ってくれた。 お母さんの手元を見ながら眠くなった僕に気づくと、「横になって寝んしゃい」とすすめてくれた。気持ちのよい昼寝の時間だった。

Medium 2x

お隣に住む牛飼いのおじいちゃん。「目を見てごらん。牛はね、やさしか目ばしとおばい」と教えてくれた。80を超えて衰えたというが、背筋がピンとしていて声も大きい。

Medium 2x

「こがん近くから撮ーと?」と驚くおじいちゃんに「あら、よかったじゃない。よか記念になったたい」とお母さんが横から助けてくれた。

Medium 2x

有明海に出てみたい、という僕の希望をかなえてくれたおじいちゃん。ちょっと待ってろと言われたけれど、おじいちゃんにスポットライトがあたっていたのでシャッターを切った。

Medium 2x

「ここは世界で三番、日本で一番干満の差が激しい場所。素人にゃあ船を操るのはざっとなかばい」「俺は昔から船にごっといのっとたけん」「昔は東シナ海を行き来して荷物を運びよったばい」と自慢げなおじいちゃん。その話、3度目ですけど。

Medium 2x

干潟には不思議な表情がある。泥は想像以上に柔らかく、深く、一歩足を踏み入れようものなら抜け出すことも困難なほどだ。だが、この堆積した栄養豊かな泥こそ、土地の豊かさをつくり出す。

Medium 2x

僕が初めてこの場所を訪れたのはまだ夏の暑さが厳しい季節だった。その時の、緑の蓮の葉が茂っていたレンコン田も美しかったが、冬はまたちがった味わい深さがあった。朝、レンコンの収穫を始める時間。薄い氷が張っている。

Medium 2x

枯れたレンコンの花。自然が作る不思議な造形にどこか惹かれる。

Medium 2x

レンコンの収穫。身につけるのは、ダバと呼ばれる防水着。この季節は冷たさからも身を守ってくれる。

Medium 2x

レンコン田で働く仲間の顔。ポンプの水圧を利用して掘るレンコンの収穫は、昔に比べると楽になったとはいえ、手作業に頼る部分が大きい。一日中泥につかり、泥をかぶる。

Medium 2x

収穫したレンコンは浮かべた容器に積まれていく。そして保湿のために泥を塗って袋につめ、出荷される。栄養豊かな泥に育まれたレンコンは柔らかく、生で食べることもできる。

Medium 2x

泥の中に体を埋め、片手で撮影した一枚。小型軽量のEOS 6Dはこういう状況で最高のパートナーだ。

Medium 2x

最近はほとんど使われることがなくなったが、機械を入れることができない場所ではレンコン鍬を使って掘る。短い柄が特徴で、泥の中でレンコンを掘り当てるのに必要とされる微妙な感触を感じやすいそうだ。

Medium 2x

レンコン田での労働は動きがとりにくく、一度入るとなかなか上がることができない。夕方、収穫が終わると、干拓地の川で体を洗う。インドのガンジス川を思い出してしまった。

Medium 2x

天気に恵まれなかった今回の滞在。べたっとした曇り空が続いていたことをお母さんは気にしてくれていた。時折、太陽が顔をのぞかせると、「出た!出たよ!」と僕以上に喜んでくれた。

Medium 2x

写真はすべてCANON EOS 6Dで撮影しました。
EOS 6D SPECIAL SITE フルサイズ・ふるさとはこちらです。